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この日は早朝にローマを出発。朝早く出るのは、目的地のカプリ島にできるだけ早く到着するため。カプリ島の有名な「青の洞窟」は、午前中の光線のほうが、より美しい色に見えるからです。ナポリの港で現地ガイドのルイーザさんと落ち合い、高速船でカプリ島へ向かいます。
折しも日曜日で船は混雑していましたが、ルイーザさんの先導で1階の船室の席に着けました。デッキに上がってみると、世界3大美港ともいわれるナポリ港の風景が目の前に広がっています。ティレニア海は青く、その上の空も真っ青な晴天。波が穏やかで思いのほか船は揺れず、気持ちいい海風を感じているうちに、40分ほどでカプリ島の玄関口、マリーナ・グランデへ到着です。



マリーナ・グランデからモーターボートに乗り換えて、「青の洞窟」に向かいます。ここでもルイーザさんのアドバイスで、港に着く前から下船の準備をして、船が港に着くとすぐ降り、青の洞窟へのモーターボートに小走りで向かいます。カプリ島に船が着くと、青の洞窟へのボートが集中するため、遅れると洞窟に入る順番が遅くなってしまうということですが、ツアー・メンバーが乗った船は素早くスタート!
30分ほどで青の洞窟に到着し、そこでさらに小さな手漕ぎの船に乗り換えて洞窟内へ。大潮や高波の日は、洞窟に入るのが禁止されるとのことで、天候に恵まれてラッキーでした。洞窟の入口が狭いので、乗客は舟底に仰向けに。そして船頭さんがロープをたぐり、小舟は一瞬で青の洞窟の中に滑り込みます。始めは暗く、やがて鮮烈な青さの水が見えてきました! 洞窟の中は船頭さんの歌声やオールで舟をたたく音が響き、にぎやかなのに神秘的な、不思議な雰囲気。舟は数分で洞窟内を一周して、また洞窟の外に。ツアー・メンバーも皆ボートに乗り換え、マリーナ・グランデに戻りました。




マリーナ・グランデから小型バスで島の高台に向かいます。カプリ島は南イタリアを代表するリゾート地で、車窓からもあちこちに瀟洒な別荘の建物が見えました。バスを降りたのはウンベルト一世広場の入り口。ごく小さい広場ですが、ここがカプリ島の中心部。周りにはバールなどが集まっています。
ツアー・メンバーは、広場に面したカフェの一つ、「アル・ピッコロ・バール」へ。カプリ島で最も古いカフェで、ここが営業を始めてから、周りにカフェが広がっていったとか。kashi-kashi.com取材班はツアー・メンバーの方々とシェアして、本日のパニーニとサンドイッチをオーダー。パニーニに挟まれていたパプリカやなすなど、野菜の味が濃厚でおいしかったです。






昼食後は、カプリ島の人気のパスティッチェリア(菓子店)、ウンベルト一世広場からすぐ近くの「ボノクオーレ」。ジェラテリア(ジェラート店)でもありロスティッチェリア(惣菜店)でもあるお店で、ひっきりなしにお客さんが訪れます。
ショーケースには、特産のレモンを使ったもの、「カプリ風」と名のついたものなど、カプリ伝統の郷土菓子がずらり。レモン風味のアーモンド粉の焼き菓子「カプリール」、チョコレートとアーモンド粉のケーキ「トルタ・カプレーゼ」と、その小型の「トルタ・カプレジーナ」、ナポリのイースターのお菓子、「パスティエッラ」と小型の「パスティエリーナ」など(小さいほうは「……ーナ」と名前が変化するのですね)。どれも派手さはありませんが、素材の持ち味を生かした、素朴な味わい深いお菓子です。



そしてお菓子にも使われることが多いレモンのリキュール、リモンチェッロも、ソレントからアマルフィ海岸一帯やカプリ島の特産品。もともとは、各家庭が実ったレモンの皮を漬け込んで作っていた自家製の果実酒で、日本の梅酒のようなものだったとか。今ではイタリア全土で人気の食後酒。カプリ島と対岸のソレントのレモンは、大きくて皮が厚く、香りも良いのでリモンチェッロの原料に最適だそうです。「リモンチェッロ・ディ・カプリ」のお店にも寄り、そのリモンチェッロもしっかりゲットしました。


カプリ島の風景や味を満喫した後は、高速船でナポリへ戻りました。今日宿泊する「JOLLY HOTEL NAPOLI」は、ヌオーヴォ城近くに建つ高層ホテル。港からも近いので、客室の窓からは、ナポリ湾とナポリの街が一望でき、最高の景色です。


今夜の夕食は、富田先生の提案で、ピッツェリア「ブランディ」へ。ここは1780年創業の老舗で、ピッツァ・マルゲリータ発祥の店。1889年、イタリア国王であったウンベルト一世とその王妃マルゲリータに、この店のピッツァ職人ラファエレ・エスポジートが、トマト、バジル、モッツァレラチーズのピッツァを献上して、王妃が大変気に入り、その名を戴くことになったという誉れ高いピッツァなのです。
そのほか、ボンゴレやムール貝のスパゲティ、魚介類のマリネやフライをオーダーしていたら、カンツォーネの歌声が聞こえ、2人組みのカンタンテ(流しの歌手)が登場! 「オーソレミオ」や「サンタルチア」、「フニクリ・フニクラ」などおなじみの曲で盛り上がり、料理のおいしさとともに、港町ナポリの雰囲気を満喫した晩でした。










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