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菓子旅 [kashi-TABI] kashi-kashi.com special世界中のハッピースイーツライフを探して旅するkashi-kashi.comのスペシャル企画「カシタビ」

#02 ITALY
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カシタビ #02 富田佐奈栄先生と行く、カフェ&スイーツ イタリアの旅

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ローマのおしゃれなパスティッチェリア

入り口ではジェラートを売っていて、店の前から横にかけてテラス席があります。

Italy - 4th day #02菓子旅4日目の様子はこちら

高級住宅地にある「クリスタッリ・ディ・ズッケロ」

「クリスタッリ・ディ・ズッケロ」があるのは、ローマの中でも高級住宅地として知られるモンテ・ヴェルデ地区。オープンは2003年。お店の名は「砂糖の結晶」を意味し、お菓子職人のマルコ・リネッラさんと、ジェラート職人のエンリコ・アマーティさんがコンビで始めたパスティッチェリア(スイーツ・ショップ)です。開業数年で、イタリア国内のお菓子のコンクールで受賞したり、日本など海外からも同業者がジェラートの視察に訪れたりする、今注目の新進気鋭のお店です。

「クリスタッリ・ディ・ズッケロ」があるモンテ・ヴェルデ地区に行く通りに、変わった葉の色の街路樹が。中国の桜で、やはり春に薄紅色の花をつけるとか。店内には美しいドルチェがずらりと。まず目で楽しませてくれます。イタリアのほとんどのパスティッチェリアのように、この店もお菓子だけでなくパン類も売っています。
最高の材料で最高のドルチェを

ここのモットーは、最高の材料で最高のものをつくること。ピスタチオやアーモンドはシチリアから、バニラはタヒチから、バターはノルマンディからと、各地の最高の食材を取り寄せて使用。毎日30人の職人が工房で手作りして、ここのドルチェが生み出されているのです。イタリアでは伝統的なお菓子を大切にしていて、焼いたそのままの茶色っぽい素朴なお菓子をよく見かけます。一方で、赤や緑の砂糖漬けフルーツを使ってごてごてしているものも。でもここのドルチェは、さりげないデコレーション。それも上質な素材への自信のあらわれかもしれません。

ピッコラ・パスティッチェリア(プチ・フール)が並んで宝石箱のよう。華やかでありながら上品な色あい。イタリアでは、どこのパスティッチェリアにもこういう小型のドルチェが。何種類もの味を楽しめるのがうれしい。
普通は全体が網目状の生地でおおわれている伝統菓子クロスタータも、ちょっとアレンジされたデコレーション。キャラメルとコーヒークリームのトルタ。薄いチョコレートと一緒に、ミントの葉の砂糖がけをあしらっています。
クリームと木イチゴのトルタ。こちらにもばらの花びらの砂糖がけをデコレーション。店の名にちなんでいますね。ドルチェのショーケースは日本とは反対に、お客さんの側から開けるようになっていて、ちょっとびっくり。
カフェも最高の味と雰囲気

「クリスタッリ・ディ・ズッケロ」は、当初は販売だけでしたが、ここでドルチェを食べられるように、昨年、バールとしての営業も開始。すでに人気が高く、イタリアの食専門出版社、ガンベロロッソ社のバール・ガイド「Bar d'Italia 2008」でも、コーヒーの味も雰囲気も高い評価を受けています。ツアー・メンバーももちろん、ここでコーヒー・ブレイク。中身がわかるように、半分に切って出してくれたドルチェととも味わいました。イタリアのお菓子は総じて日本人には甘すぎですが、ここのは甘さひかえめ。それだけにベリーやチョコレート、ナッツなど、素材の滋味も味わえて。そんなドルチェの後に、苦みのきいたイタリアンローストのエスプレッソ……、至福の時間でした。

緑が多く木漏れ日がきれいな、こんな気持ちのいいスペースで、コーヒーを飲んだりドルチェをいただいたり、いいですね〜。カフェラテ・フレッドにはコーヒーの氷が浮かんでいました。
「あ、ほんとだ」とすかさず撮影して、このアイデアを記録します。エスプレッソを氷とシェイクして冷たくした、カフェシェケラート。ひと口分のお菓子がついてくるのがうれしいですね。白いクリームに上にベリーソースとばらの花びらの砂糖がけ。ローザ・レバノン(レバノンのばら)というドルチェ。
小型のドルチェは、四角く白いお皿を生かした盛り付け。色紙に描かれた日本画のような余白の使い方が、すっきりしています。
カタラーナというドルチェは、シナモンの香りにチョコレートクリームの、こっくり濃厚な味わい。プラリネの食感にヘーゼルナッツのコクとパッションフルーツのさわやかさがよく合う、イパネマというドルチェ。レモンとクリームのドルチェはアウローラ(あけぼの)。チョコレートソースをつけると味の変化も楽しめます。
ナポリ銘菓、素朴なババも、いちごとカスタードソースをあしらって出されると上品な感じになりますね。テラスの壁にはっていたつる性の植物にちょうどほのかに香る白い花が。いつまでもくつろいで居たい場所でした。

【DATA】

■CRISTALLI DI ZUCCHERO(クリスタッリ・ディ・ズッケロ)

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