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  ◆お土産お菓子チェック 第五十四回:「花びら餅」(京都)
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 五十四回目のお土産お菓子は京都の和菓子屋さんではおなじみ。
 一年の中でも年末年始だけお店に登場する、由緒正しい歴史の
 ある和菓子をご紹介します。

 --● 「花びら餅(菱葩餅)」 ●--------------------------
 お店によってネーミングは様々ありますが、元々の正式名称は
 「菱葩餅(ひしはなびらもち)」。細く切って蜜で甘く煮たご
 ぼうと味噌餡、ピンク色の菱餅を、白い求肥かお餅で二つ折り
 にくるんだ餅菓子です。

 菱餅を使わずに味噌餡をピンク色にしたり、外の求肥の下にも
 う一枚ピンク色の求肥を入れたりと、アレンジはお店によって
 違いますが、「白い求肥(お餅)に下のピンク色がうっすらと
 透けている」「二つ折りの求肥(お餅)の間にごぼうをはさん
 でいる」点がポイント。味や食感についてもアレンジによって
 違いがありますが、やわらかい求肥(お餅)と、優しい甘さの
 味噌餡の組み合わせに、少しだけ歯ごたえと土臭さが残ってい
 るごぼうがアクセントとなった、上品なお菓子となっています。

 この花びら餅、和菓子店、特に京都の和菓子店で、年末から年
 始にかけて販売され、初釜(新年最初のお茶席)のお菓子とし
 てもよく使われています。
 由来は諸説ありますが、花びら餅の原型となる「菱葩(ひしは
 なびら)」は、何と六百年以上昔が発祥だとか。
 元々はおせち料理の一種で、宮中で新年に長寿を願って行われ
 る「歯固めの儀式」で食べる、白餅の上に赤い菱餅、味噌、押
 し鮎を載せたもの。それが簡略化されて甘いお菓子となり、明
 治時代に一般でも食べられるようになったものが「花びら餅」
 なのだそう。ごぼうは押し鮎の見立てで添えられたようです。

 現在では京都だけでなく全国の和菓子店で作られており、定番
 の季節菓子の一つとなっています。お年始参りの手土産、ちょ
 っとかしこまって日本茶と共にいただくのにぴったり。
 お菓子にこだわるならば、お正月くらいは雅な気持ちになって、
 季節感と伝統のある和菓子を楽しんではいかがでしょうか?


 ↓↓↓ 写真はコチラ 「花びら餅(菱葩餅)」三種比べ
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